おはようございます。
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
お世話になっているフリーのデザイナーさんより、「illustratorで名刺をデザインしてみると練習になるよ!」と有難いアドバイスをいただきました。
ということで、さっそくですがデザインソフト初心者が、illustratorで名刺のデザインをしていきたいと思います。
ちょっと長いのでお時間のある時にどうぞ!
まずは名刺に記載する情報を書き出します。
今回はお試しなので、
①名前
②電話番号
の二つだけです。
あとは、メールアドレスとか事務所の住所などが記載されますね。
ここで、できれば書き出した情報に優先順位をつけると良いかと思います。
なぜ優先順位をつけるかというと、どこからデザインに取り掛かっていいのか、どこを強調すればいいのかわかるからです。
これは他のデザインでも必ず必要になってきます。
まずは白黒でレイアウトを考えます。
情報の書き出しが終わったら、とりあえず配置していきます。
ここで先に色ありきで考えてしまうと、まとまりのないデザインになりますので、まずは白黒でレイアウトを考えます。
最初なんでね、こんな感じでシンプルにやってみましょう。
あれ…これはこれでいい気が…。笑
でも練習なので、すこしいじってみたいと思います。
illustratorで目安となる下図(ガイド)を作成しましょう。
まず新規ドキュメントを作成します。
「印刷」のタブから選択します。
アートバード(用紙)のサイズは名刺サイズより大きくしたいので、とりあえずA4にしました。
印刷物なのでカラーモードは「CMYKカラー」です。
解像度も「300ppi」です。
名刺サイズの長方形を書きます。
長方形ツール(ショートカットキー「m」)を選択します。
アートボード(用紙)の上でAlt(option)を押しながらクリックを押すと数値を入力するパネルがでてきます。
ここで名刺サイズを入力します。
名刺サイズは「幅=91㎜」「高さ=55㎜」です。
続いてトンボ(トリムマーク)を付けます。
トンボ(トリムマーク)とは印刷するときにどこで切るのかが分かる目印です。
あとインクがずれないようにするための目安にもなります。
「オブジェクト」→「トリムマークを作成」を選択します。
できました。
次は長方形の内側に、もう一回り小さい長方形を作成します。
これは印刷時に情報が切れないように、「この内側に全部配置してよー」という目安になります。
この、元の線よりズレた線を「オフセット」と言います。
「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」と進みます。
パネルが表示されるので「-3」と入力します。
OKを押します。
下図(ガイド)を完成させます。
選択ツールにします。
ctrl(command)+Aですべて選択した状態にします。
「表示」→「ガイド」→「ガイドを作成」をクリック。
これで名刺の下図(ガイド)は完成です。
保護するためにロックしておきましょう。
あとダブルクリックでレイヤーに名前を付けておくと分かりやすいです。
名前などの文字をちょっとデザインします。
Adobe先生に教えていただいた方法を実践してみます。
名前部分の完成形はこれです。
文字の中の丸とか四角の中に、色を入れるデザインです。
文字を入力するための新規レイヤーを追加します。
レイヤーパネルの「新規レイヤーを作成」をクリック。
ダブルクリックでレイヤーに名前を付けておくと分かりやすいです。
使う色を決めて登録しましょう。使う色は3つ、多くても4つまでです。
「スウォッチ」という機能を使うと、色を登録しておくことができます。
そしてデザインに関して重要なのは、一つの作品に対して使う色は3つ、多くても4つまでにしておきます。
それ以上色を使うと、まとまりのないデザインになってしまいます。
以上DLLの教えでした。
「ウィンドウ」→「スウォッチ」と進みます。
パネルが出てくるので「新規スウォッチ」をクリック。
数値をいじって好きな色を作り、OKを押します。
これを3回続けます。
3つ作ったら、shiftを押しながら3つとも選択し、「新規カラーグループ」をクリック。
OKを押します。
これでいったん置いておきましょう。
文字を入力してフォントを決めましょう。
普通に好きな色、好きなフォントで入力していきます。
優しい感じを出したかったので、明朝体の仲間にしました。
文字をオブジェクト(図形)にして加工できるようにします。
これを「アウトライン」化すると言います。
アウトラインを作成すると、もう文字の打ち直しはできなくなるので注意です!
文字を選択した状態で「書式」→「アウトラインを作成」をクリック。
これで文字が文字ではなく、オブジェクトになりました。
アウトラインを作成したことにより、文字の中の丸に色が塗れるようになります。
色を入れていきます。
フォントの色が変わっていますが気にしないでください。笑
「オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成」と進みます。
ライブペイントツールが現れました。
もし現れない場合はショートカットキーの「k」を押すと出てきます。
この状態で、さっきスウォッチで作ったカラーグループの中の色を一つクリックします。
色を入れたい部分をクリックしていきます。
いちいちスウォッチをクリックして色を変えなくても、キーボードの矢印キーで色を変えることができます。
他の情報も入力し、作成したオフセット内に配置します。
今回は名前のほかに仮の電話番号も入れます。
テキストツールで入力し、色も揃え、最初に作成したパスのオフセットの中に配置しましょう。
はみ出ると印刷したときに切れる可能性があります。
ということで完成です!
名刺デザイン第一号!
ふう…頑張りましたね。
慣れてきたら、別の文字デザインにするとか、QRコードなんかもね、入れていけたらいいですね。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
今回は以上です。
ではまた次回!